移住者の声 杉浦さんご家族

田舎暮らしとは「今ある環境のなかで自然体で暮していく」こと

移住者インタビュー2

名前 :杉浦さんご家族

インタビュー:22年12月

転居元地:愛知県

Iターン、Uターン、孫ターンの別:Iターン

簡単な経歴:飲食業

【生活面】

Q:尾鷲に移住したきっかけは?

元々子供が産まれたら地方移住をしたいと考えていました。
コロナをきっかけにその時期が少し早まりましたが、移住して良かったです。

Q:移住して良かったことは?

雨が降ったら洗濯物を取り込んでくれていたり、車が使えない時に送り迎えをしてくださったり、みんなで子供を見てくれたりと、日常の中で困ったなと思った時に助けてもらってばかりで、言ったらきりがないです。

Q:移住して苦労したことは?

大変になる前提で来てるから、特に苦労と意識して感じた事はないかもしれないです。
一つだけ言うとしたら…呑みに行きにくくなった事かな。

コロナもあったけど、みんなでご飯が食べたかったです。

あとどこに行くのも車移動だから仕事帰りに気軽に呑みに行けなくて、毎日が職場から自宅に直帰するルーティンから変化がなくて…大人のリフレッシュ時間って大事だと思うし、たまには普段のルーティンとは違った変化ってあったらいいなと思います。

 

Q:尾鷲の魅力って何ですか?

ご主人

暮らしながら探している最中です。

実は名古屋の実家では薪のお風呂だったんですけど、いわゆる皆さんが田舎に行ったらやってみたいといった経験は子供の頃から色々と経験してきた方かもしれません。
中学生の頃から草刈り機を使っていましたし、それが何か特別な事をしていた感覚がないし、だからかこっちに来てからも特別田舎暮らしをしているという感覚がなくて。

だから頑張って田舎暮らしの良い所を探すとか普段は何も意識していないし、今ある環境にあるもので、ごく自然に生活しているという感じです。

移住者インタビュー2

奥さん

こちらに来て、日常の中でふと何かチャレンジしやすい環境だなと感じます。例えば〝おむつなし育児〟の話を皆にして欲しいってお声がけしてもらって、初めはどうしようって思いましたが、あれこれ悩んでるよりやってみようって思い切ってやってみて、それがとても良い経験でした。

Q:初めて聞きました。おむつなし育児って何ですか?

おむつなしといってもずっとしていない訳じゃなくて、おむつの中で用を足すのが普通になっているのを、その時は外してあげるという事なんですけど…人間って発達して進化しているんだけど、おむつ離れに関してだけ退化してるんですよ。
おむつが進化しているからおむつが外れる時期がどんどん遅くなっていて、アメリカでは小学生になってもおむつをしている子が増えているらしくって。
うちの二人の子供はおむつなし育児を試していて、そういった事に関心を持ってくださって、地域の人に少しですがお話する事になったんです。

あとはバザーの時に野花のアレンジレッスンをやっていたんですけど、実はこれも初めての経験だったんです。
準備している段階ではお手伝いをしていただけだったのが、私が作ったアレンジを見て褒めてくださって、「プチレッスンやってみたら」と背中を押してもらって。こちらも自分がやってみる事で誰でもできると思ってもらえるかと、思い切って挑戦してみました。
そんな風にここでは、大それた事をやってというより、ひょんなことから「気軽に何かやってみたら」なんて声を掛けてもらえる事があって、どんなチャンスがどこに転がっているか分からないなって思いました。
決めてやった人だけが分る事もあるんだとも知りましたし、こちらに来て色んな発見がありました。

移住者インタビュー2

Q:先輩移住者としてのアドバイスは?尾鷲市に移住を考えている人に一言お願いします。

あんまり生真面目に考えてたらしんどくなっちゃうから、頑なにならずに、いつでも都会にも戻れるし、地方でも暮らせて、どこに行っても暮らせるんだって位に思えてたらいいですよね。
実際ただ今ある状況を毎日こなしていけば自ずと流れが出てくる時があるので、移住していきなり何かを始めます!という感じではなくて、まずは地域に入って、人と繋がっていく中で何ができるかニーズや状況を感じ取っていくのが大事だと、自分では考えています。

あとは、きっとどこでもその場所の良さがあるので〝そこにあるものでどう暮らしていけるか〟という考え方があったらいいんじゃないかと思います。

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