空き家改修を現地で体感!地域おこし協力隊募集現地見学会ツアー募集

※現地見学会参加者の募集は終了いたしました。 たくさんのご応募ありがとうございました。 静かな田舎の港町に佇む、一軒の古民家。 これを好きに活用できるとしたら、あなたはどう使いますか? 全国から旅人が集うゲストハウス。田 […]

※現地見学会参加者の募集は終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

静かな田舎の港町に佇む、一軒の古民家。

これを好きに活用できるとしたら、あなたはどう使いますか?

全国から旅人が集うゲストハウス。田舎で新しい生き方を見つけるシェアハウス。地元の食材を使った「ここでしか食べられない」レストラン―。

いや、どんどん増えている外国人観光客に向けた、おしゃれな古民家宿でもいいかもしれない。あるいは、古民家カフェ、アトリエ、企業のサテライトオフィスにしても良いかもしれない。

今の住宅には決してない、歴史を感じる独特の趣を肌で感じながら、一つひとつとその古民家に新たな命を宿す方法を考えていく。

この家はまるで、ダイヤの原石。磨かなければいけない部分はたくさんあるけれど、頑張って磨くことで、とても美しく、他にない素晴らしい輝きを放ってくれます。

昔ながらの趣は十分に残しつつも、時間と共に劣化し汚れてしまった壁や畳、くすんだ木材。

これをどう磨いていくか?そして、どんな輝きを与えていくのか?

その答えは、あなた次第です。

申し遅れました。私たちは三重県の南部、尾鷲市(おわせし)で活動する「おわせ暮らしサポートセンター」という団体です。

山間の小さな入り江に熊野古道伊勢路が通る小さな漁師町。そんな尾鷲市への移住者を増やし、かつサポートしていくミッションのもと地域おこし協力隊4人が集い結成されたチームです。

今年2月には新たなメンバー1名も携え、4月にNPO法人化。地域おこし協力隊として街への移住促進活動を行いながら、市内全域に存在する空き家を軸にした新規事業を積極的に展開しています。

私たちの主な仕事は、空き家バンクの運営、移住者へのサポート、そしてメインとなる「空き家を有効活用する事業」。

いま、日本中で空き家がどんどん増えていますが、私たちはまさしくそれを「ダイヤの原石」と考え、再び人に使ってもらえる建物として命を吹き込む仕事に注力しています。

おわせ暮らしサポートセンターでは、地域おこし協力隊として、私達と一緒に空き家に命を吹き込んでいける1名の仲間を募集中です。

今回の募集にあたり、実際に尾鷲の現地に訪れ、空き家のDIYリノベーションを実際に体験しつつ、事業中の空き家や手つかずの空き家、現役の地域おこし協力隊メンバーに触れていただける現地見学会ツアーを開催します。

あなたが私達の活動に少しでも興味を持っているのなら、あるいは「ここで自分は活躍できそうだ」と考えるのであれば、ぜひこの機会に参加してください。

>ツアー詳細・申し込みはこちらから<

※現地見学会参加者の募集は終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

さて、あなたがもっと私たちに興味を持っていただけるために、私たちが行っている空き家活用事業のお話をちょっとだけさせてください。

みやか

 

たとえば、人口400人あまりの限界集落に佇んでいた、離れと蔵付きの立派な古民家。

集落の住民からは、かつてこの家でお店をしていた時の屋号から「みやか」と呼ばれ親しまれていましたが、家の持ち主はすでに尾鷲を離れ、数年もの間空き家の状態が続いていました。

その家との出会いは、「家を処分したい」という大家さんのご連絡からでした。詳しく状況をお伺いし、我々一同現地に訪れた時、「こんな立派な家が空き家のまま悪くなっていくなんて、もったいない!!」という想いで満場一致。

そして、江戸時代に建てられ、リフォームを入れながら丁寧に使われていた母屋は、私たちと尾鷲市が連携して田舎暮らしを体験できる宿泊施設として新たに整備。今までお仕事をリタイアされた2組の方が利用して尾鷲への移住を決意していただきました。

そして、よく「こっちが母屋でしょ?」と勘違いされるほど大きくて立派な離れは、イベントや集まりの時に活用できるスペースとして活用しつつ、「古民家をDIYリノベーションする場」として使い、少しずつ美しい古民家としての姿を磨き上げています。

例えば、ブカブカだった和室の畳を取り払い、床板から張り直して無垢の板張りにしました。上の写真にもある通り、畳とはまた違う明るい雰囲気の空間になりました。

 

カビが生えて汚れていた土壁には、新たに漆喰(しっくい)を塗って明るく綺麗に。

さらに、母屋と離れの間の庭にはピザ窯も作ったり…。

その他にも、腐った床をはつって土間にしたり、庭の整備や雨どいの設置、外流し(魚を捌いて部屋が臭くなるのを避けるため、外に設置される台所)の設置、屋根のペンキ塗り等々、様々なDIYを外部参加可能なワークショップ形式で行ってきました。

さらに、「みやか」に次ぐ新たな移住体験住宅の整備計画も進んでいます。

昭和の時代に多く作られた、よくある「田舎のお家」というイメージの住宅をあえて選び、よりリアルな田舎暮らしを1泊から気軽に体験して頂ける施設を立ち上げ中です。

宿泊施設に必要な備品の整理からお客様対応のマニュアル作成、旅館業の開業許可申請といった企画・ホワイトカラー的な仕事から、清掃や備品の設置、ペンキ塗りなどのDIYリノベーション、そしてDIYワークショップの計画など現場色の強い仕事まで、おわせ暮らしサポートセンターの面々が一手に進めています。

私たちの仕事はこれだけに留まりません。他にも進行中の空き家活用事業が複数ありますし、空き家バンクの運営や、地元での就職・起業を含めた移住をサポートする取り組みを様々に行っています。

ただ、その中でも私たちが今後いっそう力を入れて取り組んで行きたいのは、何と言っても空き家活用事業です。尾鷲に無数に点在する空き家を資産と捉え、収益を生み出しながら地域に賑わいをもたらすビジネスとしてのこの取り組みを、持続的なまちづくりの基盤として重要視しています。

自分達の手で空き家を磨き上げ、作り上げていく。自分自身が「あったらいいな」と思うものを、自らの手で作り、地域の人々や仲間、そして尾鷲に訪れる人々とその価値を分かち合っていく。

そんなあなたには、私たちおわせ暮らしサポートセンターの一員として、非常に充実した働き方をして頂けると思っています。

都会であくせく働く日々からは見えないものが、きっと何か見えてくるはず。あなたも私たちと一緒に、尾鷲という田舎町で新しいチャレンジをしてみませんか。

あなたにお会いできるのを楽しみにしております。

現地見学会の詳細

※昨年の見学会の様子もチェック!

※現地見学会参加者の募集は終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

【日時】
平成30年5月26日(土) 12:45 JR尾鷲駅前 集合 ※自家用車の方は乗り付け集合可
平成30年5月27日(日) 13:30 JR
尾鷲駅前 解散

【イベント概要】
定住移住地域おこし協力隊1名の募集にあたり、現地で空き家ビジネスを体感できるツアーを実施

・地域おこし協力隊の業務内容、募集要項の説明
・プロジェクト中の空き家物件の見学
・DIYリノベーション 漆喰塗り体験ワークショップ
・現役地域おこし協力隊との交流
・海洋深層水のお風呂入浴(露天・内風呂)
・漁師町ならではの食材も楽しめる懇親会
・築100年程度の古民家宿泊体験 ※アメニティ類はご持参下さい

【参加費】
見学会参加は無料(別途自己負担:入浴料600円・懇親会1,000円・昼食1,000円)
尾鷲市までの交通費は各自の負担となります。

【持物】
・作業着
・バスタオル、ハンドタオル
・歯ブラシ

【宿泊】
尾鷲市九⻤町の移住体験住宅「みやか」を提供いたします
宿泊費無料 男女別部屋
※個人でホテル等宿泊先を確保される方はご自身で予約願います。
※宿泊場所は変更になる可能性があります。

 

 

○連絡先 
おわせ暮らしサポートセンター 担当:木島
TEL: 0597-37-4010 Mail: owasegurashi@gmail.com

 

(文/写真:鈴木教平)

Page Top