2016年5月18日

尾鷲と日本中を結びつける情報発信地 - 尾鷲印刷合資会社

大正時代より尾鷲の地で創業し、今まで印刷業を営み続ける同社。
印刷業自体の需要が縮小していく中で、積極的に新規事業に取り組みながら、
印刷業=情報伝達業と考え、尾鷲の魅力を精力的に外部に発信している。

伝統と革新の尾鷲印刷様に、熱い思いをお話し頂きました。

 

【お話を伺った方】
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尾鷲印刷合資会社 代表社員
土井 弘人様

-まずは貴社の概要について教えてください。

 当社は大正13年に土井左門が創業し、今では90年以上の歴史を誇る会社です。製版から加工まで、印刷全般を多岐にわたって行っており、活版印刷からはじまり、現在ではデジタルプリント等の領域にも取り組んでいます。

尾鷲では、過去に印刷業者が当社含め3社ほどあったのですが、今では印刷業の看板を掲げて事業を継続しているのは当社のみとなっています。

地域の印刷会社という事もあり、当社では印刷業の川上から川下まで一貫して請け負っています。お客様の所へ直接お伺いし、打ち合わせから制作まで、顔を突き合わせて行っています。

従業員数は最も多かった時で15名ほどいましたが、当時は手作業の部分も多く、人海戦術を敷いていた所もありました。現在は5名の従業員で業務を行っています。

-主な業務内容について教えてください。

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段ボールで作られた持ち運びお花見席セット



 部門は、制作部・印刷・仕上げ等と分かれていますが、少数精鋭で業務にあたっている為、各自が他のフィールドも手伝いながら幅広く携わる形になっています。「ただ制作だけを行う」のではなく、全員で製品の最終加工にあたる等、臨機応変に対応をしています。

業務内容についてですが、幅広く印刷業を行っています。パンフレット、カタログポスターなど商業系、事務系の名刺、便箋や伝票等の作成や、冊子類も手掛けており、製本も設備を設けて自社で行っています。

また、用紙にミシン目を付けたり、ナンバリング等の加工作業も自社で行います。

しかし、こうした印刷業のみでは仕事は縮小してしまうので、看板等のサイン類や小売店用のPOP製品や包装用品の販売などにも事業を拡大しています。

-貴社の今後の展望について教えてください。

尾鷲ヒノキで作られた名刺入れのサンプルを見せていただく

尾鷲ヒノキで作られた名刺入れのサンプルを見せていただく



 印刷業そのものの需要は、Webの広がり等の影響もあって、全体的に縮小しています。その中では、やはり新しい価値をどんどん創造していかなければなりません。

私は、印刷業=情報伝達業だと考えています。いかに地域の価値・魅力を掘り起こして、外部へ情報を発信できるかがカギになるのではないでしょうか。

なので、今後については、地域産業もしくは地域の商品を創出し、外部に発信していく企業に変わっていかなければいけないと思っています。

現在でも、地域の特産物を使った商品等は販売しているのですが、これをいかに展開していくかがカギになると思います。

例えば…これは大工さんに商品開発を依頼した、尾鷲ヒノキの端材を使った名刺入れです。まずはこういった商品を販売してゆき、どういう反応が得られたかを分析しながら展開して行きたいと考えています。

そもそも、印刷業者は新聞折り込み広告等も作っていますが、その際には「いかに売れる広告を作るか」を考えて作成するため、言わば販売の部分にも印刷業者は深く入り込んでいる訳です。

だから、「制作のみならず販売まで印刷業者が携わってはどうか」と言う事で、こういった物販の取り組みを試行錯誤しながら開始することになりました。

こういった製品は、安い値段でとにかく捌こうとする事業者も多いですが、我々はいかに付加価値を付け、価格を上げてもお客様に買ってもらえるように工夫して行きたいと思っています。

-今後の採用に関して、「求める人材」はどのような人でしょうか。

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 加工部門で1名採用したいと思っています。加工のオペレーターが現状不足しており、加工作業や梱包作業に負担が掛かってしまっているので、そこを補いたいと考えています。

キャリアは特に問いませんが、慎重さを持っている方が欲しいと思っています。検品や発注数の確認等、ミスなくキッチリと行える・管理できる人材が欲しいですね。

また、いずれは制作も現在の2名体制から増やし、業務負担を減らしつつ発想に広がりを持たせて行きたいと考えています。

いずれにしても、当社は「尾鷲と日本中を結びつける情報発信地」として、どんどん地域の価値や魅力を外部に発信して行く必要があります。なので、きちんと尾鷲の魅力を掘り起こし、適切に情報を外部にアピールできる人材であれば良いですね。

-最後に、貴社で働く上でのアピールポイントは何でしょうか。

本社外観

本社外観


 当社は、尾鷲という地域のバックボーンが強みとなっている為、そこをうまく使ってビジネスを展開していくことで、良い仕事が出来るのではないかと思っています。

尾鷲の街に密着出来ている事は、近隣の同業の方々からも羨ましがられるほどのアドバンテージです。

なので、尾鷲の価値や魅力を外部に情報発信していける人材を求めていますし、さらに言えば、尾鷲に新しい価値を創出して行ければベストだと考えています。

そういった働き方を求めている方には良い環境ですし、我々もそれをさらに追い求めていくつもりです。

また、働きやすい会社にするために、就業規則を再整備したり、オフィス環境の見直し等にも取り組んでおり、雇用には慎重に意識を向けています。

尾鷲の活性化のために、まだ足りないこと、やるべきことは山ほどありますが、当社も積極的に地域の魅力を発信しつつ、利益を上げて行ければと思います。

 

【会社概要】

社名 尾鷲印刷合資会社
創立 大正13年8月
事業内容 製版・印刷・デザイン・製本・紙加工・サイン
資本金 150万(大正13年時)
代表者 代表社員 土井 弘人
所在地 〒519-3616 三重県尾鷲市中村町3番1号
電話番号 TEL.0597-22-0129 FAX.0597-22-0143
メールアドレス info@owaseprint.com
取引金融機関 紀北信用金庫・百五銀行・第三銀行・中京銀行・JA伊勢農業協同組合
関連企業 協業組合三重印刷センター
加盟団体 三重県印刷工業組合、尾鷲商工会議所、社団法人尾鷲法人会
ホームページ http://owaseprint.com/

鷲印刷様の求人に関しては、こちらをご覧下さい。

 

※掲載の情報は2016年5月時点のものです。