2016年4月13日

【求人あり】水産業の未来を担う - 尾鷲物産株式会社

水産・漁業が盛んな街である尾鷲にあって、市の水産業のリーディングカンパニーとして活躍。
経営する「おわせお魚いちば おとと」は、尾鷲の名スポットとして、市内・市外から多くの利用客を動員。
拡大路線を突き進んでいる。

そんな尾鷲物産株式会社様に、今回はお話を伺いました。

【お話を伺った方】
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尾鷲物産株式会社 常務取締役
玉本 卓也様

-まずは貴社の概要について教えてください。

 当社はスーパーマーケット「主婦の店」の塩干部門から独立する形で創立しました。水産漁業の業界では市場流通の形態を取るのが通常ですが、当社は直接販売の形式を取り、干物の販売から事業をスタートしました。

その後、干物業者の生産力が限られていることや、干物自体の需要の落ち込みもあり、新たな商品展開を模索する中で、ムキエビやイカ等の加工に進出しました。

ブリの養殖を開始したのは、今から10~15年ほど前でした。かつて30~40年前、三重県はブリの養殖が盛んでしたが、現在は水揚げ量も当時の1/10程になっています。その中で、現在では県内のブリ水揚げ高における尾鷲物産の割合は8割以上を占めるようになりました。

干物の加工販売という、二次産業と三次産業の中間からスタートした当社でしたが、漁業の衰退に伴って漁獲高が減少し、原料となる魚の調達が不安定になる一方で、納入先であるスーパーや飲食店等のマーケットサイドでは、一社当たりの規模が拡大していく状況が生まれました。そこで、自社で養殖業やマグロ漁船、定置網といった一次産業部門に参入し、原料調達の安定を図ることとしました。

現在はスーパーや量販店への卸販売が中心ですが、寿司屋などの飲食店に卸したり、輸出もしています。また、六次産業への展開として、地場産品の直売場「おとと」を開業して三次産業へも進出し、一次・二次・三次産業すべての領域を自社で担うことにより、バリューチェーンの強化を行っています。

水産業では最先端を行くノルウェーのモデルに学びながら、当社創業時DNAに組み込まれた「マーケットイン」の思考回路で、市場ニーズに合わせた生産・販売量などの調整・対応を行い品質を高めてゆく事業展開を進めています。

-主な業務内容について教えてください。

林町工場の製造ライン

林町工場の製造ライン



 当社には、製造部・営業部・飼料増養殖部・総務部・経理部と、「おとと」の6つの事業部があります。

製造部は、その名の通り製品の製造を担当しており、養殖魚加工-特にブリを主とした林町工場、寿司ネタ等への加工-特にノルウェーから生で輸入されるアトランティックサーモンの加工を行う加工センター、干物を作る塩干工場を運営しています。また、年末年始等の繁忙期のため、林町工場と同等の加工能力を備えたフィーレ加工のサブ工場も保有しています。林町には、ピッキング場や箱詰め場も併設されています。

尾鷲は首都圏や関西圏などの大規模消費地に比較的近く、四国・九州の他産地に比べリードタイムを短くできるため、水揚げ・加工・物流面で品質を向上することができます。魚をそのまま売るのではなく、付加価値を付けるため、部位ごとに加工して、需要に応じて販売するといった工夫をしています。

飼料増養殖部では主に養殖の業務を行っています。尾鷲湾内に5つの漁場を有しており、ブリを42万尾ほどを養殖しています。生け簀で魚を飼育したり、出荷したり、漁場の整備などを行っています。

スーパー等への売り込みを実際に行うのが営業部です。営業部は、尾鷲の他に名古屋にも営業所を構えています。海外にも展開を進めており、台湾を中心に、アメリカ、シンガポール等への輸出実績を持っています。

-貴社の今後の展望について教えてください。

塩干工場 ここで干物の生産拡大を目指す

塩干工場 ここで干物の生産拡大を目指す



 私達はこれまで、ノルウェーの先進事例を参考にしながら、1次~3次産業すべての領域に進出し、バリューチェーンの強化を図ってきました。今後も積極的に設備投資を行い、さらなる事業拡大を進めて行こうと考えています。

たとえば、当社が保有する近海マグロ延縄漁船「良栄丸」ですが、現在は約1ヶ月ごとに水揚げをしています。今後、より安定的なマグロの供給を目指すべく、2隻目の建造を計画し、既に発注を済ませました。供給が安定すれば品質・価格とも安定してくるので、隻数を増やすことが将来的な強みになると考えています。

また、現在は台湾を中心とした海外輸出の売上は当社全体の1%程度を占めている状況です。これを将来的には4%以上まで引き上げることを目標に、中国企業との輸出パートナーシップ締結などを計画しています。

尾鷲が抱える問題の解決と、当社の競争力強化を両立し、共通の価値を創造していくCSVの観点にのっとり、「我々会社の発展と、地域の雇用を増やし、生活を安定させる」ことを推進して行きたいと考えています。雇用が安定化すれば仕事も安定化し、お客様への供給も安定化するという考えのもと、雇用を増やして行ければと思っています。

-今後の採用に関して、「求める人材」はどのような人でしょうか。

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加工センター ノルウェーから輸入したサーモン等を扱う



 まず、募集する人員に関してですが、今後の事業拡大に当たって特に工場の人員を増やしたいと考えています。その他、総務と事務でも採用をしたいと思っています。

工場の現場では、やはり身体が資本となるので、健康で体力に自信のある方、スポーツをやっていた方などを採用したいと思っています。魚の加工や捌きの経験は無くても覚えられる仕事ではあるので、未経験者でも問題ありません。

総務と事務では、業務経験のある方が欲しいと考えています。また、健康で明るく、色んな発想が湧くとか、様々な考えをすることができる人が理想です。

目下の目標としては、製造部を中心に25~30名ほどは採用したいと考えています。当社も人員の増加に伴って、かつてはフルタイム勤務の従業員がほとんどでしたが、子育て等の理由による時短勤務をする従業員なども増えてきています。

ただ、「田舎でのんびり暮らしたい」とだけ考えている人には、当社は合わないかもしれません。拡大路線を歩む会社というのもあり、繁忙期など、忙しい所もありますので。

-最後に、貴社で働く上でのアピールポイントは何でしょうか。

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本社外観



 水産漁業は衰退産業と言われていますが、「水産には未来がある」ということ、「未来を担って行ける会社である」ということを、やはり強調したいですね。

我々は先程もお話しました通り、最先端の技術を持って川上から川下までの一貫体制を敷いています。こういった戦略のもとに順調に売上高は増加しており、今後も拡大路線を歩んで行きます。そのため、大変な時もあるかも知れませんが、確たるビジョンを持って事業に取り組んでいる「しっかりした会社」と思っていますので、自信を持って来て頂ければと思います。

また、非正規雇用からの正社員登用事例もありますし、今後も従業員の実力・モチベーションに応じて、引き続き実施して行こうと考えています。給料も、この南部地域にしては悪くないのではないでしょうか。働く環境はしっかりと用意できていると思います。

尾鷲は何と言っても水産の街で、同じく水産業が盛んな中四国よりも物流面での地の利があり、首都圏から関西圏・山陽地方まで、「夜に配送すれば翌朝の開店前には届く」という事を実現できる強みがあります。そんな尾鷲から、水産業の未来を当社が担って行きたいと思っています。

 

【会社概要】

社名 尾鷲物産株式会社
所在地 〒519-3612 三重県尾鷲市林町1-33
資本金 6,500万円
代表取締役 小野 博行
従業員数 正社員113名 / パート社員63名 / アルバイト31名
中国研修生及び実習生28名  計235名
取引銀行 百五銀行、紀北信用金庫、第三銀行、中京銀行、信漁連
取引先 各地区の代表スーパーマーケット、各地区中央市場荷受、
大手水産商社、仲卸問屋、漁業協同組合、各地水産会社、
回転寿司、外食、居酒屋、コンビニ
店 舗 おわせお魚いちば おとと
Webサイト 尾鷲物産:http://www.owasebussan.co.jp/
おとと:http://e-ototo.jp/

※掲載の情報は2016年4月時点のものです。

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