おわせ留学ー[009]ほんじつのさかな 参加者インタビュー

しごと体験参加者インタビュー

おわせ留学の受け入れ事業者・ほんじつのさかな様で、しごと体験が実施されました。

この記事では、参加者へのインタビュー内容をもとに、しごと体験の雰囲気や感想をご紹介していきます。

料理店の運営や、調理、魚さばきの仕事に興味がある方、おわせ留学に興味がある方は、ぜひ読み進めてみてくださいね。


第1回しごと体験

日 時:2019年 12月20日(金)
参加者:1名
内 容:料理店での仕込み(魚さばき)

開店から1ヶ月。美味しくてボリュームのある刺身定食が話題となり、多くの地元客・観光客が訪れる人気店となった料理店『ほんじつのさかな』。店主の羽尾さんは、あまりの人気ぶりに家族総出で店を切り盛りして尚、人手が足りないのだと言います。

年の瀬も押し迫ったこの日、同店で調理スタッフとして働きたいという、ある男性のしごと体験が実施されました。

【参加者情報】

参加者:大山 道臣おおやま みちおみさん(42歳)

人口およそ130人ほどのこじんまりとした漁師町、尾鷲市早田はいだ町で地域おこし協力隊として活動する大山さん。町の合同会社に所属し、早田産の鮮魚販売に携わる傍ら、大敷網漁師としても働くマルチワーカーです。

ほんじつのさかなの仕事を終えた大山さんに、色々とお話を伺ってみました。

●しごと体験に参加された理由やきっかけを教えてください。

大山さん「サポセン(おわせ暮らしサポートセンターの略称)のメンバーに声をかけてもらいました。魚さばきのアルバイトやりませんか?って」

「(人手が足りないと聞いて)何か力になれたらと。協力隊になって1年半、魚さばきもそこそこ板についてきて、早田町で培った魚さばきの技術を他所で活かす、いい機会だと思いました」

●どのような仕事を体験されましたか。

「(僕の担当は)魚さばきです。ひたすら魚をさばきました。」

さばかれる前の魚たち。個性的な姿形、鮮やかな色彩が目に留まる。

「具体的には、営業日に使う魚の下処理や下ごしらえを任されました。ツバス・ワラサ(≒ハマチ)、ハゲ(カワハギ)、イシガキダイ、グルクン(タカサゴ)、赤ハタ。6種類ほどの魚を、鱗を落として丁寧に洗い、内臓やエラを取り除き、三枚おろしにする。そこから腹骨や小骨、血合いを取り除いて、すぐ刺身にできるように身を切り分けます。いわゆる柵どりですね」

大きな魚が、あっという間に解体された。

魚さばきの様子も間近で取材させてもらった。

魚の構造を熟知し、素早く的確に魚の身が切り分けられていく様は圧巻だ。一見簡単そうだと錯覚してしまう動作ひとつひとつに、これまで培った技術と研鑽が込められている。

作業をはじめてほどなく、店主の羽尾さんやご家族が集まってきた。大山さんのさばきを一目見ようと興味津々だ。

和気あいあいとした雰囲気で仕事が進められていく。

自分のことを”人見知り”や”シャイ”と表す大山さん。けれども、彼の人懐こい人柄や、雑談を交え楽しそうに仕事をする雰囲気からは、縁遠い言葉のように思える

さばき終えたワラサの身やアラ。さばいた身が綺麗でみずみずしいのは、無駄のない包丁さばきの賜物だ。

●実際にしごと体験された感想を教えてください。

大山さん「自分のできることをやった、という感じですね」

「初見の魚種というか、ヤガラなど特殊な形状の魚はこれまでさばいた経験がなく、手こずりました。背中あたりまで骨が入っていて『あれ、どうやったらいいんだろう?』と。見栄えは味に直結しますし、下手に包丁を入れられませんから」

「けれど、お客さんの反応を想像しながら魚をさばくのは、案外楽しいものですね」

これまで大敷網漁や食品加工、鮮魚販売などに従事してきた大山さん。今回のしごと体験を「いい経験になった」と振り返る。体験終了後、その場で今後も調理スタッフとして働くことを決めた。

「職場の雰囲気が良かったので。魚を扱う人間同士、共通の話題で話せる環境は助かります」

羽尾さんともすっかり打ち解けた。

店主の羽尾さんは「刺身になるような面白い魚があがったら、連絡してね」と、魚の仕入れにも意欲的だ。

早田町の魚は、季節ごとに回遊する魚の習性、潮の流れなどを読んで網を仕掛ける”定置網漁”という漁法で獲る。狙った魚種を安定して供給できるわけではないけれども、今日の出会いが将来的な販路拡大に繋がってくれれば嬉しい。

●最後に、今後の意気込みを教えてください。

大山さん「漁協は人手が足りないし、協力隊の仕事もあるわで、年末まで仕事漬けならぬ”魚漬け”。身を粉にしてがんばりますよ。笑」

今朝も早朝4時から大敷網漁の仕事をこなして駆けつけた。普段はこれに加えて、午後からの協力隊業務や、週一回ペースで都市部での鮮魚販売も行う。12月末の仕事納めまでこのスケジュールだというから驚きだ。

「体力的にきついけど、来年1月以降は落ち着くので。こちらの仕事にも注力できると思います」

大変ですよ、と言いつつも、今後の展望を嬉しそうに話す大山さんの姿が印象的でした。

ありがとうございました。

 

 

ほんじつのさかなでは、引き続き営業日(土日祝日)に働けるホールスタッフを募集しています。

興味のある人は、ぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。

 

※ほんじつのさかなのおわせ留学募集記事はこちら。
朝どれ地魚を刺身定食に。二地域居住の夫妻が営む料理店でスタッフを募集します! – ほんじつのさかな

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