※この地域おこし協力隊募集は終了いたしました。ご応募いただきありがとうございました。
この町の食卓にあがる魚は、世界でいちばんおいしい。…と思う。
このくらしを、多くの人に届けるのが仕事です。
よかったら、一緒にしてみませんか?
東京から電車で約5時間。尾鷲駅から車で山道を抜けると、小さな湾に面した町人口約130人のこじんまりとした尾鷲市早田町(はいだちょう)にたどり着く。
町の仕事は漁業が中心で、一次産業の過疎高齢化が進み、後継者不足に直面。
いわゆる“限界集落”の問題を抱えています。
今回は、そんな早田町にある会社「き・よ・り」で、町の魅力を発信していく
地域おこし協力隊を募集します。
はじめに迎えてくれたのは早田町地域おこし協力隊として働く大山道臣さん。
合同会社「き・よ・り」の一人です。
「今朝、早田でとれたブリがあるので、食べながらでも」と、
漁港で刺身にしていただくことに。
「ここへ来たばかりの頃は、魚をさばけませんでしたが、やっていると上手くなるんです。
漁師さんによってさばき方が違って、みんな自己流なんですよ。」
この町の第一印象は?
「思った以上に町が狭かったんですよね。山道を通って町が見えてきたとき、本当にここでよかったのかなって最初は思いましたね(笑)」
実際に住みはじめると、この町の懐の広さに惹かれていきました。
「町全体が、ひとつの家族みたいなんです。その分、結構厳しく言われることもあって。でも、そういう環境がいいなっていう人が来てくれたらいいですね」
町を歩くと、早田町の方が挨拶をしてくれたり、会話がはじまったり。家が近いぶん、人との距離も近くなる。家族みたいな感じというのがわかります。
今の仕事について教えてください。
“きより”とは、漁師が破れた漁網を修繕するときに「網をきよる」と表現する方言のひとつで「結ぶ」という意味に近い。
網を直す、繋げる、「網きより」というとこから早田と地域や人を繋いでいきたい。そんな想いから生まれた 「合同会社き・よ・り」
現状は、まだ会社としての枠組みができた段階
「観光客を呼ぶよりは、こっちから外に発信していく方が良いかなって。
外部で早田と関わる人が増えていくことが、町の為にもなると思っています。」
早田町の主要漁業は大型定置網漁という、二艘の大きい船で数百メートルにも
及ぶ大型定置網を仕掛けて獲物を迷い込ませる漁で魚をとる。いわゆる“待ちの漁”。
そのため、どんな魚が入るかは海任せ。
10トン以上の大漁の日もあれば、バケツ一杯しか魚がない日も。
新鮮な早田の魚の魅力を発信するために
『うみまかせ』『鮮魚販売』『さばき会』という活動を進めてきた。
これから来てもらう方にも3つの仕事内容を中心におこなってもらう予定です。
- 『うみまかせ』は、早田町の漁で獲れた海任せの魚を届ける通信販売の活動。朝取れた魚をそのまま家まで直送するため、鮮度は抜群。お客さんからいただく声もすごい美味しい!というもがほとんどだそう。これからは顧客確保の販売促進の営業をしていきたい。
- 『鮮魚販売』は、早田町の漁で獲れた魚をスーパーや商店街で販売。早田魚ファンの拡大や、販路拡大・うみまかせの顧客確保が目的です。実際にお客さんの顔を見て早田の魚をアピールしてます。
- 『さばき会』は、難しそうに思える『魚を捌く』を実際に体験するイベント。日本各地でワークショップ形式で『さばき会』といった活動を行っています。イベントを通じて早田ファンや、うみまかせの顧客確保に繋がればと思っています。時期によっては、出張が多くなることもあります。
- これからは3つの仕事内容の補助に加え、漁の無い時期の事業案も一緒に考えてもらう予定です。
最後に一日の流れについて教えてください。
「魚を扱う事業なので朝は早いです。まずは『うみまかせ』『鮮魚販売』の魚選びのために、水揚げの時間に合わせて朝の6時頃(早い時は5時)に市場に出て、魚を選別し、購入できたら一度家に帰り、ゆっくり…。」
「その後、発送や事務処理、居酒屋等の営業・販路拡大の業務をおこなう。時間が空いたら、加工品の試作・冷凍品の検討をしながら働く感じです。まだまだ手が足りないのが、実情かもしれません」
「でも、あんまり真面目過ぎんとさ、たのしくしないとね。不安とかもあると思うけど、のんびり行けってね」
自分の働き方や生き方を自然の流れに任せてみることで、何ができるのか。
その答えを早田町で探してみませんか。
●早田町地域おこし協力隊の募集説明会●
6月30日(日)東京都 仕掛け人市 13:00〜19:00
場所:EBiS303 詳しくはこちら
7月10日(水)名古屋 大ナゴヤ大学 18:00頃〜
場所:しごとバー@名古屋 詳しくはこちら
7月15日(月祝)大阪 ハローライフ 18:00頃〜
場所:大阪府大阪市西区靭本町1-16-14 詳しくはこちら
8月3日(土)〜4日(日)現地見学会 現地で生活環境や職場を体感できるツアー
場所:尾鷲市 詳しくは後ほど公開
上記以外での現地での説明や見学は対応いたしますので
下記問い合わせまでご連絡下さい。
●早田町地域おこし協力隊の募集の流れ●
1、説明会や現地見学に参加
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2、応募締切 (2019年8月15日必着) 履歴書・志望動機理由書(任意書式)
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3、書類選考 (応募者が多数の場合は書類選考を実施します。)
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4、面接 (8月下旬予定)
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5、採用
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6、着任 (着任日は要相談)
※選考プロセスは変更になる可能性があります
●早田町地域おこし協力隊に関するお問い合わせはこちら●
〒519-3696 三重県尾鷲市中央町10番43号
尾鷲市役所 政策調整課 地域創生係
TEL:(0597)-23-8116 FAX:(0597)-22-2111
Email:hito@city.owase.lg.jp
ウェブサイト(合同会社き・よ・り:http://www.amikiyori.com/)
記事:日本仕事百貨より引用http://shigoto100.com/2017/02/amikiyori.html
(文/写真:中尾拓哉)